問題解決2025-10-21DockBuddy Team

RAWとJPEGを一括で分ける方法【カメラマン必見のファイル分類術】

RAW+JPEG同時記録の写真を効率的に分類する方法を徹底解説。Canon/Nikon/Sony各メーカー別の注意点とDockBuddyを使った自動分類方法。

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RAWとJPEGを一括で分ける方法【カメラマン必見のファイル分類術】

RAWとJPEGを一括で分ける方法【カメラマン必見】

デジタルカメラのRAW+JPEG同時記録、便利ですよね。でも撮影後、RAWファイルとJPEGファイルが混在して整理が大変ではありませんか?

この記事では、RAWとJPEGを一括で分類する方法を詳しく解説します。撮影後の全体的なワークフローについては、デジカメファイルの効率的な整理方法も参考になります。

RAW+JPEG同時記録の問題点

なぜ分ける必要があるのか

  1. 用途が異なる

    • RAW: 現像用、高品質保存用
    • JPEG: プレビュー用、SNS投稿用、クライアント確認用
  2. ストレージ容量の問題

    • RAWファイル: 1枚30〜60MB
    • JPEGファイル: 1枚5〜15MB
    • 1,000枚撮影 → 合計45GB以上
  3. 作業効率の低下

    • 現像ソフトで大量のJPEGもスキャン
    • 読み込み時間が増加
    • ライブラリが肥大化

よくある混在パターン

撮影後のフォルダ:
├── IMG_0001.CR3 (RAW - 45MB)
├── IMG_0001.JPG (JPEG - 8MB)
├── IMG_0002.CR3 (RAW - 48MB)
├── IMG_0002.JPG (JPEG - 9MB)
├── IMG_0003.CR3...
├── IMG_0003.JPG...
... (1,000ファイル以上が混在)

これを手動で分けると? → 1,000枚で約1時間かかります。


カメラメーカー別のRAW形式

Canon

RAW形式:

  • CR2 (古い機種)
  • CR3 (EOS R/RP以降)

注意点:

  • C-RAWとRAWで容量が異なる
  • CR3は圧縮形式で30〜40MB程度

対応機種例:

  • EOS R5, R6, R7, R8
  • EOS 5D Mark IV, 90D, M50

Nikon

RAW形式:

  • NEF (全機種共通)

注意点:

  • 12bit/14bitで容量が変わる
  • 圧縮/非圧縮の選択が可能
  • 非圧縮NEFは60MB以上になることも

対応機種例:

  • Z9, Z8, Z7 II, Z6 III
  • D850, D780, D500

Sony

RAW形式:

  • ARW (全機種共通)

注意点:

  • 圧縮RAWと非圧縮RAWで容量が2倍違う
  • α7R V(61MP)のRAWは120MB以上
  • ロスレス圧縮推奨

対応機種例:

  • α7 IV, α7R V, α7S III
  • α6600, α9 III

その他のメーカー

メーカーRAW形式特徴
FujifilmRAFX-Trans センサー特有の処理
Olympus/OM SystemORF比較的小容量(20〜30MB)
PanasonicRW2Lumix Gシリーズ
PentaxDNG/PEFオープン規格も採用
LeicaDNGAdobe DNG標準

RAWとJPEGを分ける3つの方法

方法1: Finder拡張機能(手動)

手順:

1. Finderで撮影フォルダを開く
2. 検索欄に「CR3」と入力
3. RAWファイルのみ表示される
4. 「RAW」フォルダを作成して移動
5. 同様にJPEGも検索して移動

メリット:

  • 無料
  • シンプル

デメリット:

  • ⏰ 時間がかかる
  • 🐛 ファイル数が多いと見落とし
  • ❌ 複数形式の混在に弱い

評価: △ 少量ならOK、大量には不向き


方法2: ターミナルコマンド(中級者向け)

macOSのfindコマンドを使用:

# RAWファイルを移動
find . -iname "*.CR3" -exec mv {} ./RAW/ \;
find . -iname "*.NEF" -exec mv {} ./RAW/ \;
find . -iname "*.ARW" -exec mv {} ./RAW/ \;

# JPEGファイルを移動
find . -iname "*.JPG" -exec mv {} ./JPEG/ \;
find . -iname "*.JPEG" -exec mv {} ./JPEG/ \;

メリット:

  • 高速処理
  • 一括処理可能

デメリット:

  • ⚠️ コマンド知識が必要
  • ⚠️ 間違えると復旧困難
  • ⚠️ エラー処理が難しい
  • ⚠️ GUIがなく直感的でない

評価: △ 技術者向け、初心者は危険


方法3: DockBuddy Organizer(最もおすすめ)

Canon EOSカメラでのRAW+JPEG撮影 - プロフェッショナルな写真ワークフロー

完全自動化で安全・確実:

ステップ1: ルール設定

DockBuddyの設定画面:

仕分けルール1: ファイル拡張子 → RAW形式
  └ 対象: CR3, CR2, NEF, ARW, RAF, ORF, RW2, DNG
  └ 移動先: /RAW/

仕分けルール2: ファイル拡張子 → JPEG形式
  └ 対象: JPG, JPEG, JPE
  └ 移動先: /JPEG/

ステップ2: 実行

  1. 撮影フォルダのファイルを選択
  2. DockBuddyアイコンにドラッグ
  3. 自動で分類完了!

処理結果

Before:
├── IMG_0001.CR3
├── IMG_0001.JPG
├── IMG_0002.CR3
├── IMG_0002.JPG
...

After:
├── RAW/
│   ├── IMG_0001.CR3
│   ├── IMG_0002.CR3
│   └── IMG_0003.CR3
└── JPEG/
    ├── IMG_0001.JPG
    ├── IMG_0002.JPG
    └── IMG_0003.JPG

所要時間: 手動と比べて大幅に短縮 ⚡️


高度なフォルダ構造パターン

パターン1: 日付別 + RAW/JPEG分離

2025_01_20_撮影/
├── RAW/
│   ├── IMG_0001.CR3
│   └── IMG_0002.CR3
└── JPEG/
    ├── IMG_0001.JPG
    └── IMG_0002.JPG

用途: 日常的な撮影、趣味


パターン2: カメラ機種別 + RAW/JPEG

2025_01_20_ウェディング/
├── Canon_EOS_R5/
│   ├── RAW/
│   └── JPEG/
└── Sony_α7IV/
    ├── RAW/
    └── JPEG/

用途: 複数カメラ使用、プロ撮影

詳しくはカメラ複数台のファイル整理をご覧ください。


パターン3: 用途別分類(編集後も考慮)

2025_01_20_商品撮影/
├── RAW_未編集/
├── RAW_編集済み/
├── JPEG_プレビュー/
└── JPEG_納品用/

用途: 商品撮影、スタジオ撮影


パターン4: セレクト済み・未セレクト(おすすめ)

2025_01_20_撮影/
├── RAW/
│   ├── 01_セレクト済み/
│   └── 02_未選別/
├── JPEG/
│   ├── 01_セレクト済み/
│   └── 02_未選別/

用途: プロの現像ワークフロー


ワークフロー別の活用例

ケース1: ウェディングフォトグラファー

撮影内容:

  • 3,000枚以上/日
  • Canon EOS R5 (RAW+JPEG)
  • 納品までの時間が限られる

DockBuddyでの整理フロー:

1. SDカードから取り込み (5分)
2. DockBuddyで分類
   ├── RAW → Lightroomに読み込み
   └── JPEG → クライアント速報用
3. RAWで本編集
4. JPEG削除(必要に応じて)

時間短縮効果:

  • 手動: 45分
  • DockBuddy: 3秒
  • 削減時間: 約45分/件

詳しくはプロカメラマンのワークフローで解説しています。


ケース2: 商品撮影スタジオ

撮影内容:

  • 500商品/日
  • 各商品3〜5カット
  • SKU別に管理

フォルダ構造:

2025_01_商品撮影/
├── SKU12345/
│   ├── RAW/
│   │   ├── angle01.CR3
│   │   ├── angle02.CR3
│   │   └── angle03.CR3
│   └── JPEG/
│       ├── angle01.JPG
│       └── angle02.JPG

DockBuddyのメリット:

  • SKU別フォルダ自動作成
  • RAW/JPEG同時分類
  • ファイル名パターン認識

ケース3: 趣味のカメラ愛好家

目的:

  • RAWは長期保存用
  • JPEGはSNS投稿用
  • レンズ別の作例整理

フォルダ構造:

作例/
├── Canon_RF_24-70mm/
│   ├── RAW/
│   └── JPEG_SNS用/
├── Canon_RF_70-200mm/
│   ├── RAW/
│   └── JPEG_SNS用/

EXIF情報からレンズを識別し、自動分類可能。


よくあるトラブルと解決策

トラブル1: RAWとJPEGのファイル名が一致しない

原因:

  • カメラの設定で連番がずれている
  • 途中でJPEG記録を停止した
  • カードを入れ替えた

解決策(DockBuddy):

設定:
☑️ ファイル名の一致は不要
☑️ 拡張子のみで判定
☑️ EXIF情報も活用

ファイル名に関係なく、確実に分類できます。


トラブル2: HEICファイルも混在している

原因:

  • iPhoneで追加撮影
  • Apple ProRAW撮影

解決策(DockBuddy):

仕分けルール追加:
└ HEIC/HEIF → JPEG フォルダ
  (または独立フォルダ)

全ての画像形式に対応可能。


トラブル3: 一部のRAWファイルが認識されない

原因:

  • 新型カメラの独自RAW形式
  • ファイルが破損している

解決策(DockBuddy):

設定:
☑️ 未認識ファイルは「その他」フォルダへ
☑️ ログで確認可能

見落としを防ぎ、後で確認できます。


処理速度の比較

方法1,000枚の処理時間学習コスト安全性
手動(Finder)約60分
ターミナル約5分低(コマンドミスで危険)
DockBuddy3〜5秒高(元ファイル保護)

関連記事: ファイル整理ソフト徹底比較


まとめ: RAW/JPEG分離は自動化が正解

RAWとJPEGの分類は、撮影後の必須作業。手動でやるのは時間の無駄です。

各方法の評価

  1. 手動(Finder) - ❌ 非効率、大量には不向き
  2. ターミナル - △ 技術者向け、リスクあり
  3. DockBuddy - ✅ 最速・最安全、プロも愛用

DockBuddyがおすすめな理由

  • ⚡️ 高速処理 - 手動作業と比べて大幅に時間短縮
  • 🛡 安全 - 元ファイルを保護、復元可能
  • 🎯 正確 - 全てのRAW形式に対応
  • 💰 買い切り型 - 月額料金なし

撮影に集中し、整理作業はDockBuddyに任せましょう


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